亜鉛について

成分

体内に存在する亜鉛は、成人で約1.5~3gしかありませんが、300種類以上の酵素の構成成分となるため、酵素反応の活性化や体内のさまざまな代謝活動に欠かすことができない、必須ミネラルのひとつです。

体内の亜鉛は、約60%が筋肉、約25%は骨に存在しているほか、皮膚・毛髪に8%、肝臓に4~6%、また血液中などにも分布しています。

亜鉛は免疫、神経、代謝と成長、骨と骨格、内分泌系にも関与しているため、不足するとさまざまな疾患や症状が起こる原因となります。

亜鉛の健康効果

・たんぱく質や核酸の合成
・皮膚や毛髪の健康を健康に保つ
・味覚を正常に保つ
・貧血を予防する
・ビタミンAの抗酸化作用を助ける
・脳や身体の成長をサポート
・うつ症状を緩和する

亜鉛が不足するとどうなる?

・皮膚のトラブル
・抜け毛
・貧血
・味覚障害
・発育不全
・性機能不全
・食欲低下
・下痢
・骨粗鬆症
・免疫低下

亜鉛が必要なのはどんな人?

ベジタリアン、妊産婦、授乳している人、お酒をさくさん飲む人、ハードなスポーツをしている人、高齢者、消化管の手術を受けた人

推奨量

男性 10㎎
女性 8㎎(妊婦は10㎎、授乳中は11㎎)

摂り過ぎたら? 飲み合わせは?

通常の食事では過剰になる恐れはありませんが、サプリメントなどで多量に摂取した場合には、頭痛、めまい、倦怠感、嘔吐、発熱、免疫力の低下、善玉コレステロールの低下が起こる可能性があります。

亜鉛を多く含む食べ物

牡蠣、豚レバー、ほや、牛肉、カニ、卵、コンビーフ缶、いかなご、たらこ、プロセスチーズ、ココア、たたみいわし

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