ビタミンKは油脂に溶ける脂溶性ビタミンのひとつで、紫外線を浴びると生成されるビタミンD3と一緒に摂取することで、骨密度を上げる働きがあります。
血液を凝固させる物質を作るのにも必要なビタミンです。
体内では腸内細菌から合成されるので、抗生物質を長く服用していると、ビタミンK不足になることもあります。
また、ビタミンKを体内に吸収するときには胆汁が必要なので、加齢により胆汁の分泌量が少なくなっている場合にはビタミンKの吸収量が減る恐れがあります。
ビタミンKの健康効果
・出血を止める
・骨を丈夫に保つ
・血管の石灰化の予防
ビタミンKが不足するとどうなる?
・骨粗鬆症、骨折のリスクが増える。
・血が固まりにくくなる。
・アザになりやすい。
・鼻血が出やすくなる。
・月経過多。
ビタミンKが必要なのはどんな人?
・抗生物質を長期間服用している人
・加齢により胆汁の分泌が少なくなっている人
・肝機能が低下している人
このような人は、特にビタミンKが必要になります。
摂取目安
150μg
摂り過ぎたら? 飲み合わせは?
ビタミンKは、過剰に摂取しても毒性はないと言われています。
通常の食事では過剰になる恐れはありませんが、サプリメント等で大量に摂取した場合に、貧血や血圧低下が報告されています。
ワーファリンなどの抗凝固薬を服用している人は、相互作用の恐れがあります。
ビタミンKを多く含む食べ物
お茶、海苔、ワカメ、バジル、パセリ、ケール、納豆、しそ、モロヘイヤ