L-カルニチンについて

成分

L-カルニチンは身体のほとんどの細胞の中にあり、脂質がエネルギーに変わるときに必要な栄養素です。

食事で摂った脂質は、細胞中のミトコンドリアでエネルギーに変換されますが、単独ではミトコンドリア内に入ることができません。

L-カルニチンは脂質と結合して、ミトコンドリア内に運搬する役目を担います。これができるのはL-カルニチンだけなので、L-カルニチンがなければ脂肪は燃焼されず、体内に蓄積してしまいます。

日本人は必要なL-カルニチンの4分の1しか体内で作れず、残りを食事から摂らなければなりません。L-カルニチンは、主に肉類や乳製品に含まれており、肉の赤身に多く含まれていると言われています。

もともと心臓病の治療薬として認可されていた栄養素ですが、2003年に食品としての使用が厚生労働省から許可されています。

L-カルニチンの健康効果

・脂肪燃焼をサポートする(ダイエット効果)
・記憶力の増強
・疲労感の解消
・高脂血症の予防・改善
・免疫力の向上
・精子を元気にする

L-カルニチンが不足するとどうなる?

・疲れやすくなる
・筋肉痛になりやすくなる
・眠りにつきにくくなる
・動悸・息切れ
・気分障害

L-カルニチンが必要なのはどんな人?

ダイエットをしている人、肉をあまり食べない人、運動をしている人、疲れやすい人、そして加齢により体内のL-カルニチン量が減っていくため、中高年にも必要な栄養素です。

摂取目安

一日の上限1000mg

摂り過ぎたら? 飲み合わせは?

サプリメントなどで過剰に摂取した場合には、吐き気、嘔吐、腹部痙攣、下痢などの副作用の恐れがあります。
αリポ酸と相互に作用するので、一緒に摂取すると良いと言われています。

L-カルニチンを多く含む食べ物

羊肉、牛肉、豚肉、馬肉、鶏肉、あさり

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